静岡キャンパスで7月25日に、海洋研究所の「2024年度 新任教員着任セミナー」を開催しました。今年度から本研究所に着任した教員がそれぞれの研究成果を発表し、相互理解を深めるとともにさらなる研究の進展を図ることが目的です。
当日は、海洋研究所の平朝彦所長や海洋学部の齋藤寛学部長をはじめ、静岡キャンパスの教職員、学生約30名が参加。冒頭で平所長が、「これまで本研究所では新任教員によるセミナーは開催してきませんでしたが、今年度は4名が新しく着任したことから実施を決めました。共に海洋研究所、静岡キャンパスを盛り上げていくために実りあるセミナーとしましょう」とあいさつ。続いて、鈴村優太特定助教、藤井日向子特定助手、髙橋将大特定助手、劉笛特定助手がそれぞれの研究成果を紹介しました。発表後の質疑応答では教員や学生から多くの質問や意見が寄せられ、活発な意見交換が行われました。終盤では、海洋学部の高見宗広講師による「モントレー湾水族館研究所(MBARI)視察を終えて」、平朝彦所長による「人神世における駿河湾 -今、何が起こっているのか-」といった特別講演も行いました。
本セミナーの講演内容は以下の通りです。
鈴村優太特定助教
「マダコの完全養殖を目指した飼育技術の検討」
藤井日向子特定助手
「伊勢湾とその周辺海域における表層水温の時空間変動とスナメリの生息域に関する研究」
髙橋将大特定助手
「クロウミウマHippocampus kudaの餌料系列と栄養要求」
劉笛特定助手
「マイクロプラスチックの体外排泄作用を有する機能性食素材の探索」
高見宗広講師
「モントレー湾水族館研究所(MBARI)視察を終えて」
平朝彦所長
「人神世における駿河湾 -今、何が起こっているのか-」