「Star divers club」がライフセービング教室への参加や海中清掃活動に取り組んでいます

札幌キャンパスで活動する学生サークル「Star divers club」が8月、北海道小樽市で開かれた「おたるドリームビーチジュニアライフセービング教室」と題したイベントに参加したほか、泊村で初めて海中清掃を行うなど活発な活動を展開しています。

Star divers clubは、海洋汚染や外来種の繁殖などさまざまな環境問題に対してスキューバダイビングの技術を活用して考えようと2008年に当時の北海道bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户工学部の学生らが中心となって結成されました。環境活動のほかにもスキューバの資格取得や教員免許取得を目指す学生が経験を積める場となるような活動を展開してきましたが、2020年度以降は新型コロナ禍で十分な活動ができない期間が続いていました。今年度に入り、部長の佐久間陽太さん(生物学部海洋生物科学科3年次生)、副部長の藤田葵さん(同)、メンバーの内田絋心さん(同)らを中心に、新入生も多数迎えて徐々にダイビング活動を再開しています。

8月の活動は、北東大卒業生で生物学部非常勤講師も務める株式会社沿海調査エンジニアリング代表取締役社長の大塚英治さんや、Star divers club創設時に代表を務めていた北東大卒業生の打越元太さんらの勧めで参加したものです。ジュニアライフセービング教室は小樽ライフセービングクラブの主催で、おたるドリームビーチを会場として地域の小学生向けにビーチクリーン活動の重要性やライフセービング技術を教えることで、水辺で楽しく活動するための知識や、自然との関わり合い方、命の大切さを伝えようと企画されました。Star divers clubのメンバーは研修生として8月12日に12名が、24日に3名が参加し、ビーチフラッグスなどのプログラムに参加したほか、ライフジャケット着用方法、ニッパーボード(子ども用のボード)を使った波乗り体験などについて子どもたちの学習をサポートしました。メンバーたちは「ライフセービングに関する活動は初めての機会でしたが、子どもたちの安全を見守る役割もあり、緊張感も感じながらの活動でした。事故なく終われて何よりですが、私たちにとっても貴重な学びの場になりました」と振り返りました。

21日に泊村で行った海中清掃にはメンバー8名が参加。大塚さんや打越さんと共に午前と午後に1時間ずつ海に潜り、海中に放棄されたルアーやおもりといった釣り具を回収しました。内田さんは、「今年5月に静岡キャンパスで活動するチャレンジプロジェクト『海中美化プロジェクト』が三保半島で釣り糸やルアーを回収しているという話題を知り、私たちも同様の活動ができないかと考えました。今回は2時間程度の活動でルアーを322個、おもりを約50個回収しました。活動した場所は釣りの人気スポットですが、このように海中に放棄されるごみが問題になっています。今後も継続し、環境保護や啓発活動に貢献できれば」と話しています。