熊本キャンパスで「半導体ってなんなの? ~半導体体験イベント~」を開催しました

文理融合学部人間情報工学科とチャレンジプロジェクト「先端技術コミュニティACOT」が10月26、27日に、熊本キャンパスで「半導体ってなんなの? ~半導体体験イベント~」を開催しました。自動車や家電製品、ICカード乗車券、免許証などに組み込まれ、現代社会に欠かすことのできなくなった半導体について、子どもたちや地域住民らに理解を深めてもらおうと企画したものです。

当日は、本学科の藤本邦昭教授とACOTのメンバー4名がイベントを運営。会場では「半導体(IC)の中を顕微鏡でみてみよう」「電気を通すペンで電子回路を作ってみよう」など、半導体に関する5つのテーマに沿ってイベントを展開し、藤本教授と学生が来場者をサポート。参加した親子連れからは、「テレビやSNSなどでも“半導体不足”が大きく取り上げられていた時期もありましたが、詳しく知らなかったのでとても勉強になりました」「学生さんが優しくサポートしてくれて楽しく学べました」といった声が聞かれました。

藤本教授は、「熊本県菊陽町に半導体の受託生産で世界最大手の台湾企業TSMCの工場が完成し、地域住民からの半導体への関心は非常に高まっているように感じます。一方で私たち専門家が詳しく解説する場面は決して多くありません。今回のイベントを通じて、子どもや若い世代にも半導体の必要性が伝わり、将来を担う人材に育つきっかけになったらうれしい」と語りました。ACOTの学生たちからは、「人との触れ合いが好きなので、楽しみながらイベントの運営ができました」「イベントの準備を含め、プロジェクトメンバーにとっても学びの場になりました」と振り返っていました。