「第42回留学生による日本語スピーチコンテスト」を開催しました

総合教育センターの語学教育センター留学生支援教育学系では12月13日に、湘南キャンパスで「第42回留学生による日本語スピーチコンテスト」を開催しました。本コンテストは、留学生に日本語で日ごろ考えていることや感じていることを発表してもらう目的で毎年秋学期に実施しています。今回は事前審査で選ばれた9名がコンテストに臨みました。

当日は、学生や教職員ら約60名が聴講。出場者はそれぞれに日本での留学生活を通じた体験や考え、感じた事柄などを5分以内で発表しました。スピーチは、本センターの北村よう教授、吉本一教授、学生代表として鈴木慎ノ介さん(大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期1年次生)、北原旭さん(工学部建築学科4年次生)の審査委員4名によって、「言語的表現」「非言語的表現」「内容」「構成」「全体の印象」の5つの観点から評価。さらに日本語の上手さのみならず内容の深さや全体の印象も加味して審査され、受賞者には、語学教育セター長の宮崎哲教授から賞状が授与されました。

最優秀賞に選ばれたのは、「お客様は本当に神様?」をテーマにスピーチしたモンゴル出身のブンブグル?テンギスさん(情報通信学部情報通信学科1年次生)です。テンギスさんは来日早々、店頭で目にした態度の悪い客と対応に苦慮する店員の様子から、日本社会に根差す『お客様は神様』との考え方を現状に合わせて再解釈する必要性を訴えました。優秀賞には「私達の力」と題してスピーチしたマレーシア出身のパサリブ?バイツさん(工学部動力機械工学科4年次生)と、「筋書きのためにやる」と題してスピーチしたインドネシア出身のアンジェラ?セティオさん(工学部応用化学科2年次生)が受賞。そのほかの出場者には参加賞を贈りました。

【表彰結果】
最優秀賞「お客様は本当に神様?」 ブンブグル?テンギスさん(モンゴル/情報通信学部情報通信学科1年次生)
優秀賞「私達の力」 パサリブ?バイツさん(マレーシア/工学部動力機械工学科4年次生)
優秀賞「筋書きのためにやる」 アンジェラ?セティオさん(インドネシア/工学部応用化学科2年次生)
(以下、発表順)
努力賞「糸島にいても諦めない」 キム?カギョウさん(中国/文学部日本文学科1年次生)
同「カスハラ」 カン?ソウタクさん(中国/法学部法律学科1年次生)
同「我が道を行く」 コウ?ソウウさん(中国/工学部応用化学科3年次生)
同「人生は傷だらけの彩りになる」 サイ?リファンさん(台湾/文化社会学部アジア学科4年次生)
同「多様性の意味」 エリカ?ジェニファー?クリスティンさん(インドネシア/理学部情報数理学科2年次生)
同「日本育ちの外国人として20年の体験から見えた偏見と共生」 ハック?アディダ?ザヒドルさん(バングラデシュ/工学部応用化学科3年次生)