地域の子どもたちに向けた「シロウオの観察会」を開催しました

海洋学部では3月15日に、静岡市清水区の清水港湾労働者福祉センターで「静岡市?bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户連携事業 シロウオの観察会」を開催しました。静岡市と本学が結んでいる包括連携協定に基づいて毎年実施しているもので、地元の豊かな自然環境への理解を深め、環境保全の意識?関心を高めることが目的です。今回は、市内の小中学生と保護者合わせて約50名が参加しました。

当日は、水産学科の秋山信彦教授と松浦弘行准教授が講師を務め、さまざまな水棲生物の生態や幼生などについて解説。松浦准教授は自身の専門であるプランクトンについて、「とても小さな生物というイメージがあると思いますが、大きさで定義されるわけではありません。水中で浮遊して生活する生物の総称で、テレビや図鑑などで見る大きなクラゲもプランクトンの一種です」と紹介しました。続いて、チリメンジャコの中からチリメンモンスターと呼ばれるタコやイカ、エビ、カニなどシラス以外の生き物を探し出して観察。本学科の学生もサポート役を務め、子どもたちはピンセットで「チリメン」をより分けてさまざまな生き物を探し出しました。

後半では、秋山教授がシロウオについて講義。シロウオはハゼの仲間で、2月下旬から3月下旬の時期にだけ海から川に上がり産卵するといった生活史を解説しました。河川に遡上したオスとメスが、つがいで2~3週間を巣の中で過ごし産卵を迎えるといったシロウオの生態を示し、静岡市内での調査の様子やその結果などを写真も交えて紹介。「静岡市はシロウオが遡上する数少ない政令指定都市です。身近に美しい自然が広がっていることを知ってもらえたらうれしい」と子どもたちにメッセージを送りました。講義後には、センターに近い庵原川でシロウオを観察する予定でしたが、雨が強く降っていたため、秋山教授と学生が川でシロウオやボラの幼体などを採集してセンターで観察。子どもたちは目を輝かせて写真を撮り、学生に質問をしていました。