このほど、食生命科学科の永井竜児教授が研究するAGEsの研究が国際的な学術誌であるNatureに特集されました。
今回の特集では、糖化ストレス研究会に所属する研究者らが取り上げられており、永井教授は本研究会の理事を務めています。
永井教授は、AGEsを測定する技術で糖尿病合併症の発症を予測しようと予防医学の視点から研究を進めています。
これまでの研究では、培養した細胞あるいは動物やヒトの血液や組織の中にあるAGEsを分析機器にかけて、蓄積の変化を調査。その結果、グルコース(ブドウ糖)の代謝経路で発生する『グルコースリシン』は糖尿病合併症の進展に関与、また生体エネルギーの発電機であるミトコンドリアの異常によって生成される『S-(2-succinyl)cysteine(2SC)』は加齢関連疾患の発症に関与することを発見しました。
これらの研究から、大手電子機器メーカーと「簡易AGEs測定装置」を開発したほか、製薬会社とは「白内障予防サプリ」や「日本初のAGEs阻害?機能性表示食品」を共同開発して商品化されています。
▼Natureの特集記事
老化に関連するあまり知られていない代謝プロセス