海洋学部が静岡市との連携事業「プランクトン観察会」を開催しました

海洋学部では、8月3日に静岡キャンパスにおいて静岡市?bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户連携事業「プランクトン観察会」を開催しました。市内の子どもたちにプランクトンに関する解説と実際の観察を通して、目に見えない生き物の存在や種類を知ってもらうとともに、環境問題への意識も育んでもらおうと毎年実施しているものです。

当日は、水産学科の教員が講師を担当し、小学校3年生から中学校1年生までの児童?生徒27名、保護者16名の計43名が参加し、開催されました。
午前中は臨海実験場で松浦弘行准教授の指導のもと、プランクトンネットで折戸湾のプランクトンを採集しました。
「講師によるお話し」では、はじめに石井洋准教授から小さな生き物たちが人間の生活に非常に役立っていることを学ぶために、下水処理場の活性汚泥が人間によって汚された水をきれいにしてくれる仕組みについて説明を受けました。説明後、顕微鏡を使って活性汚泥の中にいる小さな生物を実際に観察しました。続いて松浦准教授によるプランクトンの生態に関する講演では、プランクトンとは浮遊生物のことであり、大きなクラゲもプランクトンであることや、動物プランクトンと植物プランクトンの違いなどに関して解説され、参加者は真剣に聞いていました。次に秋山信彦教授が魚類や甲殻類など海の中のほとんどの生物は子どもの時にはプランクトンであることを説明し、イセエビやタコの子どもなどの写真を見せながらクイズ形式で参加者に出題しました。
また、これらのプランクトンや魚類の海の中での食物連鎖などの関係性についても学びました。

「顕微鏡を使ったプランクトンの観察」では、午前中に採集したプランクトンの他、イセエビ、クルマエビ、ヒラメなど、さまざまな生物のプランクトン時代の幼生標本を実体顕微鏡で観察しました。
参加者からは、「色々な種類のプランクトンを見ることができて良かった。」「プランクトンは大切な生き物なんだと思いました。」「プランクトンは海をきれいにしてくれることを知った。」といった感想が聞かれました。