静岡キャンパスで11月2、3日に「第2回静岡キャンパス建学祭」を開催しました。今年度のテーマである「湊(そう)」には「集まる」の意味があり、訓読みでは“みなと”とも読めることから、海につながりの深い静岡キャンパスらしいと建学祭実行委員会が考えました。
快晴に恵まれた期間中は、各研究室やサークル、プロジェクトなどが多数のブースを出展。「陸水生態研究会」による魚の標本販売、「水棲環境研究会」による県内で採集した水生生物を環境ごとに再現した水槽展示には多くの“魚好き”が集まり、ユニークプロジェクト「海の技術を教え隊プロジェクト」による水中ロボットの操縦体験、プラバンに絵を描いてキーホルダーを作る「ちびっこひろば」や輪投げコーナーには子どもたちが詰めかけました。そのほかにも、「漫画研究会」による作品展示や「軽音楽研究会」「フォークソング研究会」によるライブなど、多彩な企画を実施。期間中は「海洋科学博物館」の特別公開も行い、子どもと初めて訪れたという母親は、「こんなに大きい水槽があるとは驚きました。子どもも楽しめてよかった」と話していました。
初めて海をバックに設置した体育館前ステージでは、2日に「開祭式」を実施。「吹奏楽研究会」や「躰道部」によるステージに続いて、「鮪匠」による「マグロの解体ショー」を開催しました。抽選で限定3食のマグロの中落ちが当たった高校生は、「長野から家族と一緒に遊びに来ました。マグロが好きで、希少部位はなかなか食べられないのでうれしい」と喜びを語りました。体育館ステージでは「1列揃えて景品ゲット!ガチで豪華な建学祭ビンゴ大会」も行い、学生たちの楽しむ姿が見られました。3日の体育館前ステージではチアダンスサークル「RABBITS」と「SBKダンスサークル」が演舞を披露し、「JAZZ研究会」が演奏。体育館ステージでは著名人ライブとして「さかな芸人ハットリ」のライブも行い、海洋学部生や卒業生ら来場者が参加型のクイズやネタで盛り上がりを見せました。「閉祭式」では内田晴久静岡キャンパス長があいさつに立ち、「海洋学部のある本キャンパスならではの魚に関する展示はどれも素晴らしく、プロジェクトやサークルなどが日ごろの活動を披露し、模擬店も充実した内容で、学生たちの生き生きとした姿が見られました。今回の経験を次につなげてください」と語りかけました。参加者全員で万歳三唱した後、花火を打ち上げ、後夜祭ではJAZZ研究会のライブ、抽選会で盛り上がりました。
建学祭実行委員長の峰岸万里奈さん(海洋学部3年次生)は、「コロナ禍で建学祭を経験したこのとのある学生も減り、4月の時点では実行委員の人数も少なかったのですが、残ったメンバーで募集に力を入れ、1年次生をはじめとした新メンバーも加わってたくさんの企画を担当してくれました。準備や本番を通して地域の方々や保護者、教職員、学生と横のつながりができ、多くの学生が楽しんでくれてよかった」と充実の表情を見せていました。