湘南キャンパスで活動する吹奏楽研究会が6月9日、北海道?苫小牧市民会館で「DREAM CONCERT 2024 in北海道」を開催しました。本研究会では例年、全日本吹奏楽コンクール大学の部の会場となる都道府県でこのコンサートを開いています。今年度は札幌市が会場となることから、同じ北海道内の苫小牧市での開催を企画。苫小牧市立和光中学校と北海道苫小牧東高校、札幌キャンパスで活動する吹奏楽部にも出演を呼び掛けました。
当日は、市民や出演者の保護者ら約330名が来場。ロビーでは小編成の木管、金管2バンドがウェルカムコンサートとしてジャズやアニメの挿入曲を披露し、来場者を楽しませました。3部編成で行ったコンサートは、まず第一部として本研究会の演奏で2024年度全日本吹奏楽コンクールの「課題曲クリニック」を実施。本研究会常任指揮者の福本信太郎氏と音楽監督を務める加養浩幸氏が各曲の演奏時のテンポやリズムに関して気を付けるべきポイントやアレンジの工夫点などを解説し、「楽譜を読み込み、作曲者の意図を理解することで審査員が納得する演奏につながります」とアドバイスを送りました。
第二部は中学?高校生ステージとしてまず和光中学校吹奏楽部が演奏。人気バンド?スキマスイッチの『全力少年』などを元気よく披露すると、続く苫小牧東高校吹奏楽部もポルノグラフィティのヒット曲『サウダージ』、『J-BEST’23~2023年J-POPベストヒッツスペシャルメドレー』などで会場を盛り上げました。本研究会のメンバーが合唱も披露した『bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户校歌』から始まった第三部の吹奏楽研究会?合同ステージでは、まず本研究会が『“悪魔の聖書”より』(ジェイムズ?デイヴィッド)、『アラベスク』(サミュエル?ヘイゾ)、『交響詩「ローマの祭り」より』(O.レスピーギ)の3曲を熱演。昨年度の全日本コンクールで金賞を受賞した実力を遺憾なく発揮する圧巻の演奏で会場を魅了しました。さらに和光中学校と札幌キャンパス吹奏楽部のメンバーも加わって『Scootin’ on Hardrock』(デイヴィッド?R?ホルジンガー)、苫小牧東高校と札幌キャンパス吹奏楽部と共に『エルザ大聖堂への行列』(リヒャルト?ワーグナー)を演奏し、最後に全団体のメンバーがステージに上がり『オーメンズ?オブ?ラブ』(和泉宏隆)を披露しました。
熱気あふれるステージを終え、和光中学校の畠山花音さん(3年)は、「大学生の皆さんとのステージはあっという間でした。一緒に演奏するのは緊張しましたが、同じパートの方たちがやさしく声をかけてくれて楽しかった」と笑顔を見せ、苫小牧東高の谷野優希奈さん(3年)は、「本番に向けた大学生の皆さんとの練習では、楽器の吹き方など丁寧に教えていただけてとてもいい経験になりました」とコメント。札幌キャンパス吹奏楽部の清家大雅部長(生物学部3年次生)は、「私たちは今回少人数での参加となりましたが、大所帯である湘南キャンパスの皆さんの組織運営やステージ上での動きなどとても勉強になりました。また、迫力ある演奏から刺激も受けたので、今後のステージに向けてさらに頑張っていきたい」と語り、本研究会の大平裕太主将(教養学部4年次生)は、「前日から中高生たちと一緒に練習もでき、メンバーそれぞれが吹奏楽の普及や指導者への道を考えるなど私たちにとっても貴重な経験を積むことができました」と話していました。
なお、本研究会では7月7日(日)に神奈川県?伊勢原市民文化会館で「SUMMER COMCERT 2024」を開催します。ぜひご来場ください。
http://suiken.shn.u-tokai.ac.jp/