ヨーロッパ学術センターが在北欧?欧州の日本人研究者のネットワーク促進イベントを共催しました

ヨーロッパ学術センター(TUEC)では2024年11月15日にデンマークのコペンハーゲン大学のマースク?タワー、1月24日にスウェーデンのルンドで、日本学術振興会(JSPS)ストックホルム研究連絡センター、九州大学ストックホルムオフィスとともに「在北欧?欧州 日本人研究者交流会」を開催しました。

主催者であるJSPSストックホルム研究連絡センターは、分野や所属の垣根を超えた日本人研究者の緩やかなネットワーク促進を目的として、研究者ネットワーク交流会をスウェーデンで行っていましたが、11月15日の会は、「在北欧?欧州 日本人研究者交流会」がスウェーデン以外での初めての会合となりました。

11月15日の会合の冒頭で宇山秀樹駐デンマーク日本国特命全権大使があいさつ。1月24日の会では、水越英明駐スウェーデン日本国特命全権大使が今後への期待を語りました。両日ともに、JSPSストックホルム研究連絡センター、九州大学ストックホルムオフィス長とともに、共催者としてTUECの堀真奈美所長がイベントへの抱負を述べました。デンマーク、スウェーデンのほか欧州各国で活躍している日本人研究者が多数参加して情報交換やネットワーキング創出の機会となりました。

堀所長は、「両日とも現地で活躍されている研究者の講演ならびにグループワークを含む充実したプログラムでした。北欧、欧州で活躍される研究者、日本から研究留学をされている多様な方々から研究環境や研究ファンド等の獲得、キャリア形成といった生の声を聞く貴重な機会になりました。日本の研究面の国際競争力低下がさけばれて久しい中でも、北欧?欧州のさまざまな国で、異分野で活躍される日本の研究者と横の連携ができることは、日本の研究力の底上げにもつながるのではないかと考えています」と話していました。