2020年度第4回研究推進セミナー「大学と特許」を開催しました

bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户では3月1日にオンラインで、2020年度第4回研究推進セミナーを開催しました。教職員や学生の日々の業務や研究活動に役立つ情報を提供する場として、研究推進部が2015年度から開いているものです。今年度はbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症の拡大を受けオンラインで実施しており、今回は「大学と特許」をテーマに講演とパネルディスカッションを行いました。

当日は教職員?学生約70名が参加。冒頭で研究推進部の長幸平部長(情報理工学部教授)があいさつに立ち、「特許は知的財産として、研究者にとっても、大学にとっても非常に重要です。しかし、最近では特許を取りたいにもかかわらず、事前に研究発表をしてしまったり、論文を投稿してしまったりして、申請が難しくなってしまうケースが散見されます。今日のセミナーが、学内で研究成果の公表と特許の関係性を広く情報共有するきっかけとなり、より議論が深まることを期待しています」と話しました。その後、研究推進部産官学連携センターの角石裕プロジェクトマネージャーが「大学における特許の役割」について講演。これまで、弁理士としてだけでなく、富士フイルム知的情報リサーチ株式会社で特許関連の業務に従事してきた経験をもとに、知的財産権や特許取得までの過程、大学における特許出願の方法などを解説し、「産官学連携センターには研究者と密接に連携しながら、その研究成果の社会へ還元するとともに権利化をサポートする5名のプロジェクトマネージャーがいます。それぞれ専門分野を持っておりますので、ぜひ権利関係をはじめとしたさまざまな疑問や悩みを私たちに相談をしてほしい」と呼びかけました。 続いて、前田秀一教授(工学部)と内田剛講師(法学部)が「研究成果の発表を特許出願や権利取得の障壁としないために」や「標準化と特許」をテーマに講演し、それぞれの発表内容をもとにパネルディスカッションも実施。参加者の質問に答えながら、特許についての情報を共有して議論しました。