湘南キャンパスに8月30日、ベネズエラ?ボリバル共和国のメルビン?マルドナド若者?スポーツ大臣(社会的?地域的社会主義担当副大統領)ら一行が来訪。山田清志学長らと懇談したほか、本キャンパスの体操体育館や武道館で練習に励む同国出身アスリートを激励しました。
本学では日本オリンピック委員会(JOC)と国際オリンピック委員会(IOC)が共同実施している、発展途上国?地域の選手の競技力強化事業である「IOCオリンピック?ソリダリティ 東京2020特別プログラム」に協力しています。これは、IOCが長期にわたって滞在費や遠征費などを負担することで、練習環境が十分でなく五輪で実績の乏しかった国?地域の選手を受け入れ、東京五輪への出場やメダル獲得を支援するプログラムです。選手たちはこれまで、湘南キャンパスの別科日本語研修課程や体育学部などで奨学生として勉学に励むと同時に、柔道部や体操競技部などに所属して国内トップクラスの環境で練習に励んできました。
当日は、マルドナド大臣とセイコウ?イシカワ駐日ベネズエラ大使、レアンドロ?コリーナ副大臣らが来訪。本学からは山田学長をはじめ吉川直人副学長やユニバーシティービューローの山口滋ゼネラルマネージャー(国際担当)ら教職員が出迎えました。マルドナド大臣からは、「東京オリンピックとパラリンピックが開催されるのに合わせて日本を訪問しましたが、この機会にbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户を訪ねることを楽しみにしていました。3名のベネズエラ出身アスリートを受け入れていただき、大統領からも貴大学の協力に感謝のメッセージが寄せられています」との言葉が送られたほか、「今後も我が国出身選手のトレーニングの場を広げたいと考えており、貴大学との協力関係を深めていきたい。またスポーツに限らず、海洋学や農学の分野など学術研究においても連携を広げるためのさまざまな取り組みを進めていければ」と今後の連携に向けた期待が語られました。山田学長は、「残念ながら現状では本学においてスポーツ選手以外のベネズエラ人留学生の受け入れはありませんが、本学では留学生に向けたさまざまなプログラムを用意しているので、今後の活用を検討してもらいたい」と応えました。
会談後にはマルドナド大臣らが湘南キャンパス内の体操体育館と武道館を見学。体操体育館では体操競技部に所属するレオン?ミルカ選手(体育学部競技スポーツ学科3年次生)、武道館では東京五輪柔道女子63㎏級に出場したアンリケ?バリオス選手と面談し、今後の活躍に向けて激励のメッセージを送りました。