農学部では、タイ王国のモンクット王ラカバン工科大学(KMITL)から複数の教員を継続的に受け入れいています。これは、国際学術交流と連携を目的に本学部とKMITLが結んでいる協定校交換研究留学プログラムの一環で行われているものです。今年度は6月中旬から1ヶ月間、ランパン?クアンプーン博士が、熊本キャンパスで農作物の貯蔵中の成分変化について研究活動に従事しています。
ポストハーベストが専門のランパン博士は7月3日、安田伸教授(バイオサイエンス学科)の授業科目「食品加工学」のなかで、「果物の王様ドリアンのタイでの最小化加工」と題してタイのドリアンの産業上の価値と輸出を目的とした加工技術について紹介しました。聴講した約170名の学生からは、「タイの主要農作物ドリアンを例に、海外での食品加工の事例を知ることができました」、「ドリアンは日本ではまだまだ馴染みの薄い食材ですが、ドライフルーツやドリンク、アイスクリームなどの加工食品を食べてみたいです」といった感想が聞かれました。