農学教育実習センター
農学教育実習センターは、実学重視のbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户農学部の実習を担う重要な組織です。農場部門、牧場部門、加工部門に分かれ、農学科、動物科学科、食生命科学科におけるそれぞれの教育目標に応じた高度な実習を行っています。実習場は阿蘇くまもと臨空キャンパスと阿蘇フィールドの2拠点あり、メインとなる阿蘇くまもと臨空キャンパスは、座学と実習が行える一体型のキャンパスであり、最新の設備を備え、座学での学びをすぐに実践で活かせるように設計されています。阿蘇フィールドでは実習のほか、周年放牧によるあか牛の飼育や山間地での稲作、卒業研究などが行われています。農学教育実習センターでは、各分野で高度な専門技術を有する職員が現場で使える実践力を身に付けられるよう工夫を凝らした実習を行っています。
実習を担う二つの拠点
阿蘇くまもと臨空キャンパスにおける実習エリア
農学教育実習棟
農学教育実習センター事務室および農学科農学実習を行う教室や更衣室、各種農業機械が置かれ、機械整備も行うことができる。農産物を一時保存する冷蔵庫や出荷場、農薬庫、部品庫も併設。
特徴ある三つの実習部門
農場部門
農場部門では、人と自然の共生を考慮しながら人間の生活に欠かせない安定した食糧生産の確立に貢献する即戦力の人材育成を目指しています。阿蘇くまもと臨空キャンパスおよび阿蘇フィールドの圃場は農学実習や卒業研究で活用されており、露地野菜?作物?施設園芸?果樹?林業など植物全般の栽培?管理作業について学びます。農学部の教育方針である実学尊重を母体とした実習のカリキュラムとなっております。
果樹ビニールハウス
多用途ビニールハウス
第一号温室(花卉,育苗)第二号温室(果菜)
椎茸栽培ビニールハウス
露地野菜
キャベツ、レタス、白菜、ニンジン、大根、ジャガイモ、サトイモ、サツマイモほか
果樹
ブルーベリー、ブドウ、スモモほか
花卉
コチョウラン、シクラメン、ポインセチア、マリーゴールド、サルビア、日々草、トレニア、パンジー、ビオラほか
果菜
メロン、トマト、ナスほか
作物見本園
食用作物(穀類?豆類):陸稲、アワ、トウモロコシ、ヒエ、ソバ、ダッタンソバ、落花生
油糧作物:ゴマ、ナタネ、ヒマワリ
香辛料作物:ショウガ、ミョウガ
薬用作物:ハトムギ、エビスグサ
在来作物:肥後野菜(熊本京菜、水前寺菜、春日ぼうぶら、熊本黒皮かぼちゃ),阿蘇地とうきび、つるのこいも ほか
ハーブ園
桑、月桃、月桂樹、ニッケイ、ミント類、レモングラス、ローズマリー、ラベンダーなど30種類ほど栽培
水稲栽培
◇阿蘇くまもと臨空キャンパス
生育調査株のみ(簡易水田)
◇阿蘇くまもと臨空キャンパス(阿蘇フィールド)
水稲栽培(生産メイン)
阿蘇くまもと臨空キャンパス 阿蘇フィールド(旧阿蘇キャンパス)の学内水田は学生一人ひとりの手で20年以上前から、無農薬、無化学肥料で栽培を続けている特別な水田です。本水田では阿蘇の恵まれた大地と湧水を背景に、自然環境、生態系、固有種の保全と循環を念頭に持続可能な水稲作り、学生が自ら水田を作ることができる知識の習得、日本古来より伝わる農耕文化の継承をコンセプトとして栽培しています。さらに、本学の学びのスケールメリットを生かした工学?ICTや医療、スポーツなど、最先端の技術と農業技術との融合にて栽培を実施しています。近年はドローンを活用した水田の撮影など、スマート農業を見据えた実習への展開も試みています。農学科2年次の農場実習では、田植えは手植えで、収穫は手刈りで実施し、学科の実験で行う生育調査や収穫調査、収量構成要素調査などとリンクして進めています。そして収穫した新米は、毎年、栽培した学生のbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户へお送りすることが恒例となっています。
2022年度からはこのお米に本学農学部産のブランド米として、「阿蘇乃舞」を命名しました。米袋のデザインは応用植物科学科※の学生、および農学教育実習センターの職員がデザインし、書は本学の村田達郎名誉教授が書きしたためたものです。
※本学科の前身
阿蘇フィールドはこちら
氏名:森川 充実
担当:露地野菜、果菜類
高校生への一言:実習を通して植物を育てる楽しさを一緒に学びましょう!
氏名:金子 博
担当:果樹、施設園芸
高校生への一言:食料生産の実際を学んでみませんか
氏名:中野 祐志
担当:水田、作物見本園(雑穀,伝統野菜,ハーブ)、花卉
高校生への一言:最新の技術と共に私たちの衣食住に関わる先代の知恵を身につけましょう!
牧場部門
牧場部門ではキャンパスに隣接している動物福祉に特化した畜舎で様々な家畜の飼養管理を学びます。畜産物の効率的な生産はもちろんのこと、様々な実践的な研究が行われています。本牧場では動物とふれあいながら、動物の「生命」として理解することができます。
乳牛(ジャージー種)
豚(バークシャー種)
緬羊(サフォーク種)
肉牛(褐毛和種(あかげわしゅ))
乳牛用オートタンデムパーラ
Pig safeシステム
採卵鶏エイビアリーシステム
搾乳実習
豚の妊娠鑑定
牛の体尺測定
牛の直腸検査
氏名:神鷹 孝至
担当:乳用牛
高校生への一言:実習を通じて動物と触れ合いながら、動物生産を取り巻く環境について学び、そこで生じる様々な問題の解決に向けて一緒に取り組んでいきましょう。
氏名:山中 猛
担当:豚、鶏、草地
高校生への一言:健康的な動物たちを育てるために知識や技術を学び、そこから食の大切さや環境の意義を一緒に実感しましょう!
氏名:蔵本 文乃
担当:緬羊
高校生への一言:牧場に足を運べば毎日動物に会えます。 実際に動物たちと触れ合いながら、沢山の経験を積んで一緒に学びを深めましょう!
氏名:久保 和弘
担当:肉用牛
高校生への一言:本学では阿蘇地域特有の草原で伝統的な放牧を活かした肉用牛の飼養をしています。広く立体的な景観に囲まれた土地で目指す国産牛肉の生産は有意義な経験になると思います。また、課外活動の実習も多数提案させていただいております。皆様のキャンパスライフを充実させるお手伝いが少しでも出来ればと思います。
加工部門
フードサイエンス部門では学内で生産された安心で安全な原材料も活用しながら、多くの加工製品の製造を学びます。原材料の生産から加工に至るまでの様々な過程を一貫して学習することができる環境は非常に希少で、本学部の大きな特徴のひとつです。
食品加工教育実習棟は乳加工室?農産加工室?肉加工室に分かれており、それぞれ、実際の製造現場で使用される機器を取り揃え、様々な食品の加工に対応しています。
中規模クラスの工場と同等の設備を有しており、就職後に違和感なく製造現場で活躍できる人材育成も視野に入れた実践的な実習プログラムを展開しています。
また、別棟でオープンキッチンを備えており、試作や食味の場として活用されています。
見学用通路
見学通路から加工室内の様子を見る事が出来ます。
乳加工室
本学の牧場から運ばれた新鮮な生乳を原料として、チーズを中心とした乳製品を製造しています。
農産加工室
さまざまな加工が必要な農産加工品に対応できるように専門機器を多く導入しています。
肉加工室
ベーコン類、ハム類、ソーセージ類の中で主に加熱食肉製品を製造しています。
本学の牧場で生産された畜肉を原料に使用することもあります。
オープンキッチン
カウンターキッチンを備えた「みんなで使える台所」です。
商品開発での小ロットでの試作や作ったものを持ち寄って試食したりと、使い方は無限大です。
乳加工実習
農産加工実習
食肉加工実習
氏名:浦部 一浩
担当:乳加工、肉加工、農産加工
高校生への一言:乳からチーズへ変化する不思議な過程を学びましょう。
氏名:伊藤 正規
担当:肉加工、農産加工
高校生への一言:原料が食品に変わっていく過程を体感する事ができます。一緒に作って食べるところまで楽しみましょう。
氏名:石井 直行
担当:乳加工、農産加工
高校生への一言:いつも口にしているものが、どの様に作られているかを体験しながら学び、普段の生活にも活かしていきましょう。