清水キャンパスの海洋学部と静岡地区にある本学の付属幼稚園、付属小学校、付属翔洋高等学校中等部、付属翔洋高等学校、短期大学部などの各教育研究機関で は、7月4日から7日までJR清水駅前の銀座商店街で開催された第62回清水七夕まつりに参加。「メガマウスザメ」の飾りを出品したほか、大学紹介ブース を出展しました。清水七夕まつりは1953年から戦後復興と商業の発展を目指して開催されたのが始まりで、本学は2004年度から参加しています。
飾りのモデルとなったのは、由比漁港の定置網にかかり5月に本学海洋科学博物館で公開解剖を実施したメガマウスザメ。世界でも非常に個体数の少ない希少種 とあって、公開解剖には1500名もの人々が集まり、マスコミにも大きく取り上げられるなど話題となりました。制作は本キャンパスの公認サークル「総合模 型同好会」が担当。6月初旬から毎日のように授業終了後に集まり、メガマウスの特徴である大きな口をリアルに表現した全長2メートル以上の大きな飾りに仕 上げました。また、付属小学校と幼稚園の児童?園児が作った花で飾り付けました。
本学のブース展示では、占部正承教授(清水教養教育センター)と学生による「サイエンス?ワールド」を実施。子どもたちに紙テープで立体的な星を作る方法 を指導しました。参加した子どもたちからは、「難しかったけれど、大学生のお兄さんやお姉さんがやさしく教えてくれたので楽しく作れた」などの声が聞かれ ました。また、坂本泉准教授(海洋地球科学科)の研究室も水深の深い場所の状況を再現する「水圧実験」を実施。子どもたちは紙コップにマジックで絵を描 き、水圧によって圧縮されたコップが小さくなっていく様子を観察して驚きの声を上げていました。
なお、期間中にはこのほかにも学校紹介や海洋科学博物館「移動水族館」も出展。本学部の吹奏楽研究会とJAZZ研究会、付属翔洋高校?中等部吹奏楽部の演奏もあり、多くの人でにぎわいました。