清水キャンパスでは6月7日に、生態園構想委員会第1回講演会「三保海岸の植物たちを知ろう」を開催しました。同委員会は本キャンパス内に動植物が生活し やすい環境を整え、園児や児童、生徒、学生だけでなく、地域住民の心のオアシスとして整備しようと、付属幼稚園から大学までの教員有志が一昨年度に組織し たものです。当日はNPO法人県自然史博物館の湯浅保雄理事(元静岡大学農学部教授)を講師に迎え、生徒や学生、地域住民など約150名が参加しました。
講演では、委員長を務める付属小学校の秋原治芳教頭補佐が活動の趣旨を説明しました。その後、湯浅さんが登壇し、三保海岸に自生するさまざまな植物につい て写真を交えながら紹介。砂浜の保全工事に伴う車両の乗り入れが、ハマボウフウやハマヒルガオといった海浜植物の生育に悪影響を与えていることに触れ、植 物の種類や分布を調査し、適切な自然環境を考えていく必要があると語りました。講演会終了後、地域の皆さんや学園の教職員、生徒から活発な質問や意見が出 されました。