海洋学部では8月24日に清水キャンパスに隣接する三保の海岸で、清水港開港120周年記念事業 折戸湾環境創造プロジェクトの活動の一つとして「スタンドアップパドル体験&生息生物観察」を開催しました。今年度開港120周年を迎えた清水港に生息する生き物や環境について学ぶことで、折戸湾の環境改善への理解を深めてもらうことを目的としています。
当日は、近隣の小学校に通う高学年の児童と保護者12組24名が参加し、スタンドアップパドル(SUP)体験と、海浜の生息生物観測を行いました。SUP体験では、海洋フロンティア教育センターの合志明倫講師をはじめ、同センターの鉄多加志准教授、清水教養教育センターの村山勝准教授らがSUPの乗り方を説明。漕ぎ方を教わった参加者は1時間足らずで乗りこなし、洋上散歩を楽しみました。一方、生物観察では三保の海浜で採捕した魚、ウニやヒトデ、ウミウシ、ヤドカリなどをバットに入れて触ったあと、海洋学部環境社会学科の廣瀬慎美子准教授とゼミの学生による指導のもと、ウニの解剖実験に取り組みました。また最後には、同学部水産学科生物生産学専攻の高見宗広講師による投網体験を行いました。
参加者からは、「ヤドカリの種類の見分け方を教えてもらったり、ぺらぺらのウミウシなど初めて見る生物に触れたりして楽しかった」「ウニがどうやって動くのか、餌をどうやって食べるのかが解剖してよく分かった」「テレビなどでSUPを知りずっと気になっていたので、今日お父さんと一緒に乗ることができてうれしかった。またやってみたい」といった声が聞かれました。