4月23日と29日にJリーグ?清水エスパルスのホームスタジアムであるIAIスタジアム日本平で開催されたホームゲームイベント「DEEP SEA BLUE MONTH『静岡の深い海を知ろう!』」に静岡キャンパスと本学海洋科学博物館が協力しました。このイベントは、清水エスパルスがホームスタジアムから望む駿河湾の深い青を表現したクラブのサブカラー「ディープシーブルー」をPRすることを目的に開催されたものです。
23日はキックオフの前にスタジアムに隣接する特設ステージで静岡キャンパス吹奏楽研究会の学生が、『宝島』(和泉宏隆作曲)や『パプリカ』(米津玄師作詞作曲)などを演奏。来場者からの手拍子に包まれながら、会場を盛り上げました。同研究会の渡邉駿太さん(海洋学部4年次生)は、「ホームゲームを少しでも盛り上げようと曲調が明るく、子どもたちに楽しんでもらえるような曲を選びました。昨年度までは新型コロナの影響で、市民の皆さんを前に演奏する機会がほとんどありませんでした。笑顔で手拍子を送ってくださり、私たちも元気をもらえました。」と話しました。また、海洋科学博物館の特別ブースでは、静岡県内の高校生が運営ボランティアとして参加し、同館の人気者「カクレクマノミ」をモチーフにした紙製の「クマノミ帽子」制作体験教室を開きました。来場した子どもたちは、「大学生の演奏は大きな音でびっくりしたけど、とても上手でかっこよかった」、「クマノミはエスパルスのユニホームと同じオレンジ色なので、被って選手を応援したい」と笑顔を見せていました。
29日には今年4月に新設された海洋理工学科海洋理工学専攻が、来場者に本専攻の研究や学びをアピールするため、深海の世界を楽しく体験できる企画として水圧実験と水中ロボットの操縦体験を実施。海洋学部の学生や海洋学研究科の大学院生、教職員がブースを運営しました。水圧実験では、来場者が発泡スチロールのカップに好きな言葉や絵を描き、それを水深1000m以上と同じ水圧をかけることができる加圧機に投入。学生スタッフのサポートで加圧機のレバーを押し、みるみる小さくなっていくカップを見た子どもたちからは、「本当に小さくなった!」、「びっくりしたけど面白い」といった歓声が上がりました。また、水中ロボットの操縦体験では、子どもたちがゲーム機と同じコントローラーで操縦し、搭載したカメラの映像に夢中になる姿が見られました。来場者からは、「地元の清水にある大学なので存在は知っていましたが、水中ロボットの研究をしていることは知りませんでした。とても興味深い取り組みだと思います」といった声が聞かれました。