bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户ではこのほど、駐日ミクロネシア連邦特命全権大使のジョン?フリッツ閣下に客員教授を委嘱。第53回海外研修航海の出港を翌日に控えた2月20日に、本学の海洋調査研修船「望星丸」の船内で髙野二郎副総長から委嘱状を手渡しました。
フリッツ大使は、本学の別科日本語研修課程を経て、教養学部国際学科と政治経済学部政治学科を卒業。在学中の1984 年に東京?六本木にあったミクロネシア連邦の連絡事務所に無償の実習生として勤務され、88年12月に国交が結ばれるのと時を同じくして外交官試験に合格。翌年に連絡事務所がミクロネシア連邦大使館に昇格すると一等書記官として外交官のキャリアをスタートされました。その後、公使を経て2008 年に特命全権大使に就任。本学の学位授与式などの行事への参加をはじめ、留学生教育などで多岐にわたって本学の国際子閏活動を支援して下さいました。さらに、新型コロナ感染症拡大の影響で5年ぶりの海外諸国訪問となる第53回海外研修航海の実施にあたっては、同国?ヤップ港への寄港実現のために尽力いただきました。これからは、客員教授として、日本に駐在する特命全権大使の中で、最も長い滞在暦に培われた、国内外にわたる豊富な人脈を生かし、本学の諸活動にご協力して下さる由です。
客員教授の授与では、望星丸船内の学生食堂で研修団の学生や団役員を務める教職員、望星丸の上河内信義船長をはじめとしたスタッフも見守る中、髙野副総長が客員教授記と記念品を手渡し、「フリッツ大使の客員教授就任は本学にとって大変名誉なことです。この度は、学園にとって重要な教育プログラムである海外研修航海におけるヤップ港入港の実現にも大変ご尽力いただき深く感謝申し上げます」と述べました。
続いて研修学生に向けてフリッツ大使による特別講義も実施。初めに高校時代に留学していたアメリカから、日本へと渡った経緯や本学入学までのエピソードを紹介。「中学生のころは船員や船長にあこがれていました。日本に渡った後、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户には優秀な海洋学部があることを知ったのがきっかけとなり、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の別科日本語研修課程に入学しました。読み書きはもちろん漢字もある日本語の勉強はとても難しく、プレッシャーもありましたが、次第に慣れていって国際学科と政治学科で学びました。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户にいた9年間で出会った人たちは人生の宝物です。研修学生の皆さんも33日間の航海では、最初はお互いに気を使いながら学んでいくのでしょうが、時間が経てば一つになっていくものです。困った時には助け合い、良い経験ができるような航海にしてください」と語りかけました。
さらに、ヤップ州、チューク州、ポンペイ州、コスラエ州で構成されるミクロネシア連邦について紹介。国土や排他的経済水域の広さ、人口といった概要をはじめ、各地の気候風土や民俗文化、観光地について写真や動画を交えながら解説し、「皆さんがこれから訪れるヤップは独自の興味深い文化や風習があり、伝統を守っている島です。ぜひさまざまな体験を重ね、楽しんできてください」と話されました。終了後には活発な質疑応答も交わされ、学生たちから「ミクロネシアも日本も周囲が海に囲まれた島国ですが、共通する部分はありますか?」「周辺諸国との関係性はどのようになっていますか?」「若者が他国に流出している状況への対応策は?」「おすすめのお土産はありますか?」など多岐にわたる質問が数多く寄せられ、フリッツ大使は一つひとつ丁寧に回答されました。