2018年度の「九州キャンパス教育活動支援プログラム」と「九州キャンパス長推進プロジェクト」の採択がこのほど決定し、それぞれの活動がスタートしています。この取り組みは、九州キャンパスの経営学部、基盤工学部、農学部の各学科、センターの教員が主体となり、地域社会に対して魅力ある教育活動の展開を推進することで、学生の学習効果の向上や地域社会で活躍する人材の育成につなげようと2008年度から実施しているものです。どちらも採択期間は1年間で、「九州キャンパス教育活動支援プログラム」に採択された課題のうち成果が顕著な課題は「九州キャンパス長推進プロジェクト」となり、継続した取り組みにつなげています。2018年度は、教育活動支援プログラムに4件、九州キャンパス長推進プロジェクトに2件を選出しました。
採択課題は以下の通りです。
【九州キャンパス教育活動支援プログラム】
課題名:「グローバル化推進プロジェクト」
代表者:藤岡美香子講師(経営学部観光ビジネス学科)
課題概要:TOEICテスト受験対策や多読プログラム、異文化交流イベントを通じてグローバル化する社会に対応できる人材の育成を目指す
課題名:「学生の学習意欲を学年縦断的に継承するための実践と資格取得に挑む学生が学びたくなる学習環境を整備するプログラム」
代表者:泉隆教授(基盤工学部医療福祉工学科)
課題概要:学生の学習を支援する環境?設備の整備や学習材料である書籍や関連資料の整備、1~4年の各年次に相応しい内容の講演、上級生と下級生が学年縦断的な学習を行う機会づくりに取り組む
課題名:「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户開発『草原あか牛”eco beef”』生産技術の体系的運営による地域貢献を課題としたPA型教育による社会的実践力の育成」
代表者:森友靖生教授(農学部応用動物科学科)
課題概要:農学部と農学教育実習センターが確立してきた、阿蘇地域の風土?文化特性を生かした肉用牛生産体系「草原あか牛”eco beef”」を体系的に運営し、社会普及を図るとともに地域発展への貢献を目指す
課題名:「熊本キャンパスにおける学生カルテの試用環境の構築と運用―既存学生支援システムの円滑な運用を目指して―」
代表者:八尋剛規教授(九州教養教育センター)
課題概要:福岡短期大学で稼働していた学生カルテを熊本キャンパスで運用できるよう移植作業と試用環境の構築を行うとともに関係科目で試用することで、現行システムの改良点を探る。学修について問題を抱える学生への早期対応につなげる
【九州キャンパス長推進プロジェクト】
課題名:「高大連携によるサイエンス活動を通じた専門力育成プログラム」
代表者:村上祐治教授(基盤工学部電気電子情報工学科)
課題概要:高大連携の科学イベントの開催をはじめ、ロボットコンテストの開催、高校生への講習会などの活動を通して、大学生の専門知識への理解を深めるとともに、自主性やコミュニケーション能力といったコンピテンシー能力の育成を目指す
課題名:「アグリ実学スキルアップ支援プログラム(通称:アグラップ)」
代表者:阿部淳教授(農学部応用植物科学科?農学教育実習センター長)
課題概要:阿蘇実習フィールドでの「栽培技術関連プログラム」「家畜飼養技術関連プログラム」「食品加工技術関連プログラム」「農作業安全講習関連プログラム」の実施と熊本キャンパスなどでの実践応用型プログラムを通じて、実学スキルの向上と自発的学習機会の拡大などを図る