熊本キャンパスと阿蘇くまもと臨空キャンパスで活動する商品開発サークルが、新商品「ふわっと香るチーズクッキー」を開発しました。2021年度に発足した同サークルは、農学部と文理融合学部での学びを生かし、学内外と連携したさまざまな食品の企画?開発に取り組んでいます。これまでは、札幌、品川キャンパスが位置する北海道と東京都に関連した素材を使ったアイスクリームなどを開発してきました。
「休み時間や小腹がすいたときに気軽に食べられるクッキー」をコンセプトにした今回の商品は、熊本県の銘菓として知られる「誉の陣太鼓」などを販売する株式会社お菓子の香梅の協力を得て開発しました。使用しているナチュラルチーズは、農学部が阿蘇くまもと臨空キャンパスで飼育しているジャージー牛から搾乳したミルクが原料で、主に農学部のメンバーが同キャンパス内の食品加工教育実習棟で製造しました。チーズの熟成期間は通常3カ月ほどですが、7、8カ月熟成させてチーズの濃厚な味わいを引き立たせています。11月1日から3日まで熊本キャンパスで行われた建学祭「欅祭」でプレ販売を行い、用意していた約100個が完売。11月25日からは両キャンパス内の売店で、600個限定で販売しています。
クッキー班のリーダーを務める辻?玲佳さん(農学部4年次生)は、「お菓子の香梅の担当者の方とミーティングを重ねる中で、キャンパス内で育てている牛に着目し、ミルクやチーズを使った商品にしようと昨年の夏から本格的にチーズクッキーの開発を始めました。甘じょっぱい味にほろほろした食感なので、お菓子やおつまみとしても楽しんでいただけると思います。自信を持って皆さんにお届けできる商品に仕上がったので、ぜひ食べてみてください」と笑顔を見せていました。